決断回数を減らして理解を上げる方法

人の有益な決断ができるのが、午前中であり尚且つ1日7回と言われています。

大小関わらず、35,000回の決断を人は下しています。

その研究結果が以下の内容です。

情報を整理・比較・検討し、ようやく決断に行きつく……。この処理が1日に3万5,000回も脳内で行なわれているのであれば、消耗するのは当たり前ですよね。

身体を動かし続けていると疲労するのと同じように、決断を続けていると脳が疲労し、徐々に決断の質が低下していきます。この現象が「決断疲れ」です。

「決断疲れ」の調査で有名なのは、心理学者のジョナサン・レバーブ氏とシャイ・ダンジガー氏が行なったもの。両氏は、刑務所の判事の「決断疲れ」について調査しました。その結果、なんと午前中から1日の終わりに向かって、衝動的な決断が多くなり、決断の先送りも増えるということがわかったのです。

同調査では、肉体的な疲労と違って「決断疲れ」は自覚するのが難しいということも明らかになっています。

レバーブ氏によれば、衝動買いも「決断疲れ」が引き起こす現象なのだそう。スーパーやコンビニで買い物をする際、私たちは多くの決断をし、無意識のうちに「決断疲れ」に陥っています。そのタイミングで目に入るのが、レジ近くにあるホットスナックやお菓子といった商品。つい、買い物カゴに入れてしまったことがある方は、多いのではないでしょうか。「衝動的な決断をしやすいタイミングで、ついでに買うにはちょうどいい商品が目に入る」という戦略をとっているのですね。

決断するためには脳内にあるものを手元に書き出そう。

脳内に考えるものが多いとどうなるかですが、頭の中が飽和状態になり、

自分だけではどうにもならなくなり、考えることができず、思考停止状態になります。そうなると、解決に至るどころか新しいことも吸収できない状態となり、負のスパイラルに入ります。

1つの悩みが複数の悩みと結合し、決断ができなくなる現状になり、

解決というより、その悩みをどうするかを決断しなければいけません。

考えて答えを出すか、今の自分にはどうしようもないことで考えるのをやめると決めるか、相談相手を見つけ共有し新しい視点を手に入れるぐらいのアクションに絞られると思います。

まずその為にすることを下記に並べてみました。

脳内にあるものを出してどこまで自分の理解ができているか割り出そう。

情報が煩雑に頭の中に取り込んでしまうと混乱を防ぐために頭の中にあるものを紙やドキュメントに書き出すことで、頭の中のスペースを空けます。
箇条書きベースで書き出し、グループに分けていきましょう。
グループで分けたものを、優先順位に並べ替えることにより、必要なものが浮かび上がって来る感じがすると思います。
情報を理解するためには、グループを分けて、要素を分解することで、理解しやすく小さな情報量にするのがまず必要なことです。
ついでの言い方になりますが、個人が思い込んでいたことがどのように発生しているのかを理解するためにも、書き出すことで気づくことがあります。
この気付きについては、誤解が解消できるきっかけにもなります。

優先順位を付けたら、プロセスをくみ上げよう。

プロセスは、ワークフローに落として考えれると思います。
プロセスには、もちろん結果に直結する行動にならなければなりません。
プロセスの中に「IF」で分かれるところが出てきますが、それはAパターンとBパターンとしての分岐を考えておけば良いです。どちらか一つに絞ろうとすると迷いが生まれて決断に対してのパワーが減っていきます。まずは、タラレバを荒くても出し切ることが必要です。

優先度が高く、すぐ終わるものから進めよう。

あとは、優先度が高くすぐ終わるものを選択し作業に集中できるようにしましょう。
これで効率は上がっていきます。
決断回数を減らすことは、効率を上げることにもなり結果、作業に集中できることにもなります。よって、制作時間を生むことができクオリティーに時間を割くことに繋がります。