こんにちは!みなさん、
毎日忙しく感じていませんか?課題、部活、バイト、そしてプライベート…。
学生生活の中で、「やることが多すぎて時間が足りない!」と思うことがあるかもしれません。でも、実は「時間がない」という感覚は錯覚であることが多いんです。
今回は、その「時間がない」という錯覚を乗り越える方法について、紹介していきます!
時間泥棒をやっつけろ!
目次
- 「時間がない」は錯覚?
- なぜ「時間がない」と感じるのか
- 「時間がない」という錯覚を克服する5つの対策
- 1タスク2時間以内に分けるスケジュール管理のすすめ
- 認知行動療法(CBT)で生産性アップ
- 今日から始める効果的な時間管理
1. 「時間がない」は錯覚?
多くの人が「時間が足りない」と感じますが、実際には自由な時間が確保されていることが、OECDのデータで示されています。先進国の労働時間は年々減少傾向にあり、特に日本では、2023年に労働時間が国際的にも短くなっています。しかしSNSやスマホによる常時接続状態が、時間が足りないという錯覚を生んでいると報告されています。
エビデンス
OECDデータでは、日本の年間労働時間が1970年代の約2200時間から2016年には1713時間まで減少していることが確認されています。また、SNSやデジタル機器の利用が「忙しさ」の錯覚を助長することが、心理学の研究でも示されています。
2. なぜ「時間がない」と感じるのか
時間の感覚は客観的な時間ではなく、主観的な認識によって歪められることがあります。スマホやSNSの多用によって、現代の学生や社会人は頻繁な中断にさらされ、これが集中力の低下や「忙しい」という感覚を強める要因になっているといわれています。
エビデンス
先行研究により、通知やSNSの利用が集中を中断し、タスクにかかる時間を増加させることが報告されています(American Psychological Association, 2021)。さらに、選択肢が増えることで決定疲れが生じ、時間不足の錯覚が引き起こされることも知られています(Decision Fatigue, Baumeister & Tierney, 2011)。
3. 「時間がない」という錯覚を克服する5つの対策
現代の学生が効率よく時間を使うためには、デジタルデトックスやマインドフルネス、優先順位の明確化が有効です。これらは、錯覚による「忙しさ」を減らすのに役立ち、日々の生活で充実感を増す方法として注目されています。
エビデンス
- デジタルデトックス:研究によると、SNSから距離を置くことでストレスが減り、時間の感覚が改善されると報告されています(Journal of Social and Clinical Psychology, 2018)。
- マインドフルネス:マインドフルネスが注意力を向上させ、時間に対する焦りを軽減することが、American Psychological Associationの研究で示されています(Kabat-Zinn, 2003)。
- タスクの優先順位:タイムボクシングによる計画的な時間管理は、生産性を向上させるとされています(Cal Newport, "Deep Work")。
4. 1タスク2時間以内に分けるスケジュール管理のすすめ
特にCG制作を学ぶ学生にとっては、タスクを小さく分けることが重要です。多くのクリエイティブな業務では、90〜120分程度の短時間集中が生産性を高めると言われています。2時間以内のタスクに分けることで、集中力を維持しやすくなります。
エビデンス
「ポモドーロ・テクニック」(25分集中+5分休憩)や「90分サイクル法」など、短い集中時間と休憩を繰り返す方法が効果的であることが報告されています。また、カーネギーメロン大学の研究では、集中できる時間は最大120分で、その後は注意力が低下するとされています。
5. 認知行動療法(CBT)で生産性アップ
認知行動療法(CBT)は、思考の歪みを修正するアプローチとして知られています。「時間がない」という思い込みを和らげ、ポジティブな視点で時間管理に取り組むことができるようになります。
エビデンス
CBTが不安やストレスを軽減し、時間管理の認識を改善する効果があることは多くの心理学的研究で確認されています(Beck, A.T., 1976)。また、時間管理スキルを向上させる効果もあるとされ、CBTのトレーニングを受けた学生の生産性が向上したとする報告もあります。
6. 今日から始める効果的な時間管理
ここまで紹介したエビデンスをもとに、1タスク2時間以内のスケジュール管理やデジタルデトックスを今日から実践してみましょう。特にCG制作のようなクリエイティブな作業では、効率的な時間管理が成果を左右します。効果的な時間管理で、学生生活や学習にメリハリをつけましょう!
エビデンス
習慣を少しずつ改善することで、時間感覚や生産性が改善されることは、多くの時間管理の研究で証明されています。例えば、行動心理学者ジェームズ・クリアーによると、日々の行動を少しずつ変えていくことで、長期的な成果につながるとされています(James Clear, "Atomic Habits")。
■参考書籍
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